東京都渋谷区・中野区の訪問介護事業所管理者の皆さんを対象に、スーパービジョンの研修を行いました。
- kinugasa0
- 10月18日
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この度、昨年担当させていただいた全国訪問介護協会年次大会での講演での出会いから、東京都渋谷区・中野区の訪問介護事業所を運営されている管理者の皆さんを対象として、特に初任者訓練に焦点を当てたスーパービジョンの研修を担当する機会をいただきました。
現在、訪問介護に携わる皆さんの必要性が言われるなか、人材不足や人手不足の声も多く聞かれます。私は、その一員として、ホームヘルプが「誰でもできるおばちゃんやおっちゃん」と思われてしまっている、いわば専門性への理解が十分でないためと考えています。
そのため、特に「生活を包括的に支援する専門職業的価値」のスーパービジョンのセッションを通して、自らの仕事の専門性をどう担保するか、また自分たちの仕事に改めて誇りを持とう、という、ある意味ではゲキを飛ばさせていただきました。
参加人数が限定されていたこともあって、リモートではあったというものの、双方向でのやり取りもでき、最後には管理者の方が「改めて誇りを持って、この仕事をして行きたい。私たちの仕事の重要性を訴えかけて行きたい」という、決意に満ちた言葉が聞かれたのは僥倖でした。
昨今、たとえばAIケアプランの導入なども言われますが、最後にはやはり「人の手」をかけることが重要になってくると思います。
余談になりますが、渋谷区長の長谷部健さんとは、今から20年ほど前に北欧の福祉をガイドしたことがあり、その時はまだ区議さんでしたが、当時から福祉への意識が高い方でした。できればこの研修がきっかけとなって、訪問介護、高齢者福祉、ひいては福祉全体が対象としている問題にまで関心を広げていただければと、そんなことを考えさせられた貴重な機会となりました。






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