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糸島市の相談職員を対象に、地域ネットワークづくりの研修を行いました。

  • kinugasa0
  • 2024年2月10日
  • 読了時間: 2分

去る二月二日、糸島市で働く行政、包括その他の相談機関の職員さん54名を対象として、「重層的支援体制整備事業が目指すもの」と題した講演と研修を行いました。


現在、「地域共生社会」を実現する方法として「包括的活総合的な相談体制づくり」と、「住民参加型の地域づくり」の二つによる実践が目指されていますが、今回は前者を実現するための一環として、五法担当のケースワーカーさんや包括支援センター、子ども家庭支援センターのスタッフなど総勢54名を対象として、制度・政策の変遷とその背景にある基本的な考え方を解説しつつ、実際に私が関わった事例を題材として、「包括的で総合的な相談」とはどのようなものか、をグループワークを通して考えることにより、より実践的な価値と技術の習得に向けて行ったものです。


えてしてこういった事例では、問題にサービスを「あてがう」だけの支援になりがちなのですが、多くのベテランの相談員さんから「利用者の主体性を軸芯においた援助」の必要性が叫ばれ、グループワークも大いに盛り上がり、あっという間の二時間のセッションでした。


後日いただいたアンケートの内容も、いわゆる「あてがう支援」になりがちな手続きやさんではなく、相談援助の専門職として、利用者の主体性を引き出す援助のあり方をさらに学びたい、というお声を多くいただき、講師としては意気に感じているところです。


充実した講演・研修の機会をいただいた糸島市の皆さん、とくに原口地域福祉係長、加藤総合相談支援課長には、厚く御礼申し上げます。

また次の機会がありましたら、お手伝いできれば幸いです。


写真はセッションの後、ランチに連れて行っていただいた魚屋さんで、捌いたばかりのヒラスのどんぶりと、鯛のアラ汁をいただいた図です。

いや、これが本当に美味しかった!またの機会を、こちらも楽しみにしております(笑)。



 
 
 

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