著作が電子書籍化されることになりました。
- kinugasa0
- 2022年6月14日
- 読了時間: 2分
2021年8月に刊行されました、拙著『ソーシャルワークの方法論的可能性〜実践の科学化の確立をめざして』が、出版元の明石書店様のご厚意で、電子書籍化されることになりました。
すでに、出版部数の半数ほどが販売されたと言うことですが、「How to 本ばかりが多い福祉の出版業界で、研究書としての本書の意義を積極的にアピールしていくバックアップをしたい」という、版元の明石書店様のご厚情で、この度の電子書籍化となったものです。
配信先は、アマゾン、紀伊國屋書店、丸善など、主要電子書籍プラットホームとなります。詳細が決まり次第、また広報させていただきたいと思います。
電子書籍は、紙媒体よりも20%ほどの廉価となるということです。
私自身、「地域包括ケアシステム」や「地域共生社会」とやらをどう実現するか、という、制度政策への批判もなく、ただその実現の方法論のみに囚われた昨今の社会福祉「学」の状況を、大いに憂慮しているところです。
そのことを踏まえて刊行されました拙著が、より多くの方々に読んでいただけるように、電子書籍化していただけることになったのは、まことに僥倖と言わなければなりません。
「ソーシャルワークはいかなる価値基盤に則ったもの実践なのか」はすでに著しました。また、「そのソーシャルワークがいかなる社会のあり方を実現しようとするのか」を、今回の著書で明らかにしました。
現在は、「では、そのような社会は、どのような方法で実現されるのか」という、ソーシャルワークの方法論的専門性についての著作を執筆している最中です。これをもって、私が提案する一応の「ソーシャルワーク原論」は完成するモノと思っております。
是非、多くの皆さんに、拙著を通して、ソーシャルワークの「本質」を議論していただきたく存じます。どうするか、どうすればいいのかという方法論だけでなく、「なぜそれをする必要があるのか」を考えるきっかけとなる書籍になることを願っております。
詳細は、改めて告知させていただきます。どうか、多くの実践者・教育研究関係の方々に、お目通しいただいて、ご意見・ご批判いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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