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著書について、積極的な評価のコメントを頂きました。

  • kinugasa0
  • 2023年6月28日
  • 読了時間: 2分

拙著『ソーシャルワークの方法論的可能性〜実践の科学化の確立を目指して』につきまして、この度ある先生から心のこもったコメントをいただき、それがまさに私の言わんとしていたことであったと、文面を拝読して心から嬉しく思いました。 本書は、私の最初の著書である『ソーシャルワークにおける「価値」と「原理」〜実践の科学化の論理構造』において提起した問題意識を元にして、実践の中にある暗黙知・経験知の中から、「近代の新たな可能性を定着せしめる実践」として、ソーシャルワークの再定義化を試みたものです。 ですので、「方法論的可能性」というタイトルの元に、ミクロレベルとしての地域包括支援センターの実践、メゾレベルとしてのコミュニティ・エンパワメントの実践、マクロレベルとしての地域福祉計画の策定の実践、という三つの位相における私自身の実践経験を元にしながら、単なる「事例紹介本」に終わることなく、その三つの位相における実践に完徹するエートスについて、現象学の知見を援用しつつ、「近代の新たな可能性を具象化する装置」としてのソーシャルワーク実践のあり方について、試論ではありますが。現状の私ができる限りで論究を進めました。 コメントを頂いた先生は、これから現象学が日本のソーシャルワークに於いても必要となってくること、そして本書は恐らく、日本のソーシャルワークの研究に於いてはじめて現象学の知見を援用したものであること、その意味で、「画期的な意義」があるが、惜しむらくは現象学への理解の不十分さから、結論の論理的妥当性に尚疑問が残る、ついては是非より精緻な「実践の科学化」を、現象学に基づいて展開してもらいたい、という檄を頂きました。 私は現在どっぷり実践に使っていますが、研究者としての自己のあり方を忘れたわけではありません。むしろ、実践と研究をどのようにブリッジしてゆくか、その方向性の一端を担う仕事が出来れば、これ以上の喜びはありません。 ややもすれば「難解」と言われる拙著について、このように「伝わっているヒトには伝わっている」ことが実感できたのは、本当に嬉しい経験でした。 この場をお借りして深く感謝申し上げるとともに、今後の「実践の科学化」の論理構築に、いっそう励みたいと思います。


 
 
 

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